語学留学のためにアイルランドに来て、そのまま住み続けて4年目。
アイルランドに留学して、また住んでいて良かったと思う点を考えてみました。
(最近、設置された丸い看板シリーズ。自転車を促進してるみたいです)
- 治安が良い
日本にいるのと同じ感覚で出歩ける。
スリも聞いたことがないし、たまに酔っぱらいとかちょっと様子が怪しい人がいるくらいで、日本にいた時より多いと感じることもない。
去年、シティセンターで傷害事件が一件あって、一昨年だったか殺人事件も1件あった。
街の雰囲気が悪いわけでもないから、用心してなかったからというよりたまたまその場に出くわしたという事件だったと思う。
夜も普通に出歩ける。人通りが少ないので、気を付けなきゃと思うけど、それは日本にいても同じだと思う。
- 物価がそこまで高くない
3年前にきた時は、1ユーロ130円前後だったから、食料品は日本と同じくらいの値段だった。むしろ、パッケージに入ってる量も考えたら割安かもと思ってた。
最近は、円安でかなり高く感じてます。
外食はさらに高くて、日本の3倍ぐらい。
カクテル1杯12ユーロとか。メインは25ユーロ前後、ステーキだと30ユーロ越えで、サイドのポテトは別料金とか。とにかく高いです。
- お金を使う機会が少ない
とくに娯楽もなく、カフェに行くぐらいだからお金を使うことがない。
日本にいた時は、ちょっと買い物で電車に乗って、お昼食べてお茶してと何かとお金を使ってたけど、こちらはお店の数も限られ、数回行けば飽きちゃうから、やることなくて散歩するぐらい。
留学で来て旅行しまくれば別だけど、普段の生活はバス乗って1.9 ユーロ(交通IC カードLeap で1.3ユーロ)。
シティセンターの近くに住めば、バスに乗る必要もなく交通費ゼロです。
(バスの料金表。シティセンターから市街地にあるショッピングセンターまでスタンダードゾーンで行けます。)
- 自然に囲まれてる
シティセンターから10分も歩くと、地平線に見えるのは草が繁る緑の丘です。
丘がつらなってます。
そしてらアイルランドは山が少なく、高い建物もほとんどないので、空が広く感じられます。
公園はさほど多くないけど、長距離の緑道があり、川沿いの散歩が楽しめます。
また、最近はレンタルサイクルスタンドが町のあらゆるところに設置されてて、自転車で緑道をサイクリングするのも楽しいです。
- 公共の美術館、博物館は無料
ダブリン、コークの美術館に行きました。
ダブリン美術館は全部見るのに半日は絶対必要。コーク美術館は2時間くらい。
ダブリンのチェスター・ビーティ図書館は、私設だけど無料でした。常設展示はそこまで多くないけど、期間展示に面白いものが多いのでお勧めです。
(今回、チェスター・ビーティ図書館を検索して、この本の存在を初めてしりました。タイトルどおり、半世紀にわたってほぼボランティアで日本美術の紹介に貢献した方の自叙伝。電子書籍はないため、日本から送ってもらうなりして読んでみたいです。)
- コロナ対策がスピーディー
もう関係ないかもしれませんが、とにかく政府の対応が早かった。
留学で来てるだけだから、ワクチン打てるのかなと思ってたら、国籍関係なく、申し込みすれは、年齢順で案内が来て簡単に受けれた。
その申し込みも電話して、電話番号を伝えるとショートメッセージで日時が届き、都合悪かったら返信メッセージすると、別の日程が届く、となんとも簡単。
当日はパスポートを持っていったかな。ワクチンの種類も選べた記憶。
ロックダウンも何回かあっけど、ゴタゴタ何日にするのしないのとか曖昧なことがなかった。
ロックダウンの終了もヨーロッパで一早かったんじゃなかろうか。
- 多国籍である
インド系、ブラジル系、ウクライナや東欧系とか、いろんな国籍の人がいる。
町を歩いてて白人ばかりで、目立っちゃうということがない。
英語を母国語としないの人も多いから、つたない英語で話しても聞き取ろうと努力してくれる人も多い。
お店の人も英語話せないお客を無視したら、商売成り立たないから冷たくあしらわれたこともないし、そういう様子を見たことがない。
- 日本人はほぼ見かけない
ダブリン以外だと、ほぼ日本人を見ないです。
語学留学で来るには最適な環境なのではないでしょうか。
私は、日本人の知り合い一人もいません。
生活するとなると頼れる知り合いがいた方がいいかもしれませんが、日本語話したくない人にはおすすめの国だと思います。
以上、思い付くままに書いてみました。
住めば都で、悪いことより良いことが目についてるだけなのかも知れないけど、私にとっては過ごしやすい場所です。