アイルランドに移住して、5年目。
私はコロナの真っ最中に住むところを探し、危うく詐欺?にあいそうだったり、色々とありました。現在とはまったく状況が異なりますので、そんなことあったんだと参考程度に読んでもらえればと思います。
探し方について
私は、daft.ieを使ってました。
私の希望は、シェアハウスで住人4人以下、コークのシティセンターから徒歩圏内、電気代等別で月額600€ぐらい。
この条件で、日々、daft.ieをチェックしては、いいなと思った物件に、サイトを通じてメッセージを送りました。
連絡先が物件に記載されていれば、電話することもできますが、私が見ていた限りではメッセージのみしか受け付けないというのが多かった気がします。
多分15件くらい、メッセージで問い合わせをして、9件くらい内見(Vewing、ビューイングとこちらでは言われています)にこぎつけました。
コロナで自国に帰ってしまった人が多く、住人を探してるオーナーが多かったようです。
1軒目 病み上がりの老人オーナー、何を考えているのか分からなくて困惑
初めての内見は、シティセンターから徒歩15分くらいの場所でした。
Googleマップを頼りに近道で行こうとしたら、危うく高速道路に入りこみそうになったのを覚えています。こちらの高速道路というか車専用道路は、入口に行く先は書かれていれど、人は侵入禁止とかサインがないので分かりにくいです。
歩道がないから気づくだろうという考えなのかもしれませんが、歩道がないのに気づかずサイドの植栽を進もうとした人、私です。
危うく道を間違えそうになりながらも、時間通りに目的の家にたどり着きました。
その家は片側二車線道路に面しており、他の家が8つ軒らなったディタッチハウスでした。
これも話がそれますが、アイルランドでは、すごく田舎にあるか、豪邸とかじゃないかぎり、ディタッチと呼ばれる、隣の家とくっついているというか、壁を共有している家がたくさんあります。
土地が高いので敷地を少なく済ませるためかと思ってたけど、街中のディタッチの家はほぼ、庭があるので、そういうわけでもない模様。玄関前や裏に、庭があって、家の前の道が狭くても、路上駐車が許可されているのはなぜ?庭を駐車場にすれば、道が渋滞することもなくなるのに?とアイルランドで理解できなことの一つです。
話を元に戻すと、その家のオーナーは、60過ぎのアイルランド人男性でした。その家に住んでいて、他に一人、20代の男性が1階にシェアでいるとのこと。空いている部屋は2部屋あり、私は希望していた狭い方の部屋を見せてもらいました。
部屋は2階にあり、カントリー調の家具にデスクやテレビもあり、南側に面した窓は裏庭を見下ろして日当たりも良く、一目で気に入りました。
もう一つの部屋も見せてあげるよ、と案内されたのは道路に面した北側の部屋。
最初の部屋が8畳ぐらいで、その部屋は10畳くらい。ダブルベッドがあり、さらに空いているスペースがあるので、ストレッチとか余裕でできそう。窓も二つありました。値段も最初の部屋より、月額20€高いだけ。こっちの部屋の方がいいんじゃないと、オーナーは勧めてきましたが、ホームステイしていた部屋が北側でとても寒かったので、最初の部屋の方がいいと断りました。
それから、バスルームやトイレを見せてもらい、なかなか綺麗に整っているのを確認。
キッチンは、ガスを使っており、食洗器もあるけど壊れていて、近いうちに修理する予定との説明を受けました。もしかしたら、修理はされない可能性はあるなと思ったけど、自分の使ったものを手洗いするぐらいだから、問題なし。
最後に、オーナーはキッチンのすぐそばにある、リビングエリアで、お茶でもと勧めれました。これは儀礼的なもので、断るのが正解だったのだろうけど、なにもわからなかった私は断るのも悪いかと思い、コーヒーを頂くことに。
オーナーとしては、英語も話せないのにこの人はどうするつもりなんだろうと、困惑していたと思うのですが、何か質問があるかと聞いてくれました。
私は、あらかじめ用意していた質問をいくつか聞き、オーナーはそれに答え、その後は沈黙、、、リビングでついたままにされていたテレビで、ゲーリックだか何かの試合を見始めてしまいます。
この時間はどうすれば、、と思うものの、英語でどうやって話を切り上げればわからず、私は仕方なく一緒にテレビを見つめます。
お互い無言のまま、画面を見つめる状態が5分くらい続き、このままではこいつは帰らないと思ったオーナーは、じゃあ、この部屋に住むか決めたら連絡して、と立ち上がり、ドアへ促されました。その際、ドアのすぐそばの部屋を指さし、ここがもう一人の住人の部屋だよ、彼はAppleに勤めていて部屋からほとんど出てこない。ほんとに住んでるのかもわからないぐらいだよ、と言われました。
これは、Appleで勤めることができるような普通の住人だから安心して、とうことみたいです。Appleのヨーロッパ本社がコークにあるため、このあと訪れた数件でも同じようにApple勤務の住人がいるんだよと話しを聞きました。
一連のやり取りから、オーナーは、ものすごく親切という訳でもなく、むしろ、若干、気難しそうな印象をうけました。また、彼が病み上がりで、終日、在宅しており、リビングとか占領してるのかも、という懸念点もありました。しかし、月額540€でシティセンターにも近いのはかなりの好条件。ここにしようかと決めかけましたが、最初の一軒で決めるのもどうなのよ、と他の物件も見ることにしました。
話がながくなるので、次回、
2軒目 この家、人が住んでんの?に つづきます。